今年に入ってからフライパンを新調したのだが、これがすごく良い。
新しく買い替えたフライパンはバッラリーニの ”トリノ” というモデルのフライパンだ。
今まで使っていたフライパンは、近くのホームセンターにも売っているごく普通のフライパン。
4年も使った今ではコーティングの面影は皆無に等しく、どれだけ油をしっかり引いたって肉も野菜も平気な顔で焦げ付いてくる。
食材が焦げ付くたびにそろそろ買い替えないと、と随分前から思っていたのだが、いざ新しいフライパンを探そうと思うと「まだ使えるものを捨てるのもなぁ、、」なんて考えがいつも頭をよぎるので、また今度にしようと毎度毎度先延ばしにしている内に4年も使い続けていた。
実は、フライパンに限らず、捨てるに捨てられずにそのまま使い続けている物は多い。
一人暮らしを始めたての頃に実家から持ってきた食器類や、学生時代から使っている色もメーカーもバラバラな電化製品、お土産で貰ったバリエーション豊かなマグカップ達など、「いつかは自分の気に入った物で統一したい」と思いながらも、まだ使えるものを買い替えるのはどうしても躊躇ってしまう。
そんな中、今年の始めに転職をし、引っ越しをする事になったので、これを機にフライパンを新調したという訳だ。
今回、新しいフライパンを選ぶときにこだわったポイントは、「とにかく食材が焦げつきにくい」こと。
安価な物を買って焦げ付くようになったら、その度に買い替えるという選択肢もあるとは思うのだが、基本的には「良いもの、気に入ったものを長く使う」というのが僕の買い物をする時のスタンス。
多少値が張っても長く愛用できそうなものを前提に各種サイトなどで探し回った結果、「焦げ付きにくい」「長持ちする」といったレビューが多かったバッラリーニのフライパンを選んだ。
あまり期待し過ぎると期待外れだった時のショックが大きいので、「普通のよりちょっと長持ちするくらいかな」程度の心構えでいたのだが、今回は良い意味で期待を裏切る結果だった。
ほとんど油を引いていないのに食材が焦げ付かず、肉も野菜も、あれだけひっくり返すのに難儀していたオムレツでさえ、簡単にひっくり返すことができる。
「焦げつきを落とすのが面倒だなあ」と、フライパンを使うたびに億劫な気持ちと隣り合わせでキッチンに向かっていた頃と比べると、こんなにストレスなくフライパンを使えるのは、それはもう「感動」の一言だ。
それに、それほど価格も高くなくてコスパも抜群だから、間違いなく2023年上半期のベストバイの1つ。
今回はそんなオススメのフライパンを紹介していきたいと思う。
レビュー通り「焦げつかない」グラニチウムコーティング
まず、なんと言っても僕のこのフライパンの ”推し” ポイントは抜群の「焦げ付きにくさ」だ。
冒頭でも述べたが、ほとんど油を引いていないのに、食材が焦げ付くことがなくてとても快適。
それに、料理に使う油の量が減るので財布にも体にも優しいし、何より頑固な焦付きが出来ないから、水でふやかしたりタワシで擦ったりする必要が無く、洗い流すのがとにかくラクになった。
ついつい洗い物を放置してしまった日でも漬け置きしたりせず、スポンジで擦るだけでサッと汚れが落ちるのは、面倒くさがりな僕にとってはかなりありがたい。
それを実現しているのが、「グラニチウムコーティング」と呼ばれる、バッラリーニ社独自のコーティングだそうだ。
スーパーなどで一般的に売られているフライパンのコーティングには、フッ素加工(テフロン加工)というコーティングが用いられているものが多く、こういったフライパンは使い始めの頃こそ焦げ付きにくいが、数ヶ月もするとコーティングが剥がれ始め、あっという間に焦げ付くようになってしまう事も多い。
その点、このグラニチウムコーティングは、購入してから半年以上が経つ現在も、使い初めの頃とほとんど変わらない状態で使えているからとても優秀だ。
また、焦げつかないのに加えて、コーティングの耐久性の高さも魅力的。
”5つの層からなるコーティングに、独自の技術でミネラル(鉱物)を配合する事で、金属ヘラが使えるほど耐久性を高めました”
と商品の説明書きにもある通り、コーティングフライパンにも関わらず、金属ヘラが使用可能。
まあ別に、「この料理には絶対に金属ヘラが使いたい」なんて思った事はないのだが、それでもちょっとした時に、気兼ねなく金属製のトングやフライ返しを使えるのは、ストレスが無くて良い。
こういった所も使い勝手の良さに貢献している点だろう。
厚みのある底とステイクールハンドル
コーティングの他に特徴的なのは、分厚い底面とV字型のステイクールデザインのハンドル。
厚みのある底面は鍛造により重厚に作られており、熱による変形を防いでくれる上に、”ラジアンボトム”と言う特徴的なデザインで熱回りも均等でムラがない。
厚みがある分、小ぶりなサイズながらも重量があって一般的なフライパンと比べると少し重たく感じるが、その分、どっしりと安定感があって、ヘラなどを使って食材をかき混ぜてもフライパンがズルズルと動いたりせず、その場に止まってくれて調理しやすいのはメリットだ。
ステイクールハンドルの方は、加熱時も持ち手が熱くなりにくい仕様。
購入前こそ、持ち手が金属だとフライパンを火にかけた時に、熱くて触れなくなるのではないかと心配していたのだが、その点も特に問題なかった。
ボディに触れている面積が少ないためか、それともV字型の形状のおかげなのか、普通に野菜を炒めたり肉を焼いたりする分には、持ち手が熱くなる事はなく、特にタオルなどで包まなくても普通に調理が可能。
ハンドル先端に穴が空いているのも、フックに引っ掛けて収納する事ができるため、収納が少ない我が家にとってはありがたいポイントだ。
唯一気になるのは底面の焦げ付きが目立つ事
本当に買い替えて満足しているこのフライパンだが、唯一気になる点を挙げるとするならば、底面の焼け跡が目立ちやすい事。
特別強い火力を使ったとか、何時間も火にかけたという訳ではないのだが、割と使い始めてすぐに焦げ付きが目立ち出した。
今まで使ってきたフライパンと比べて特別焦げ付きやすいという事ではないかもしれないが、何しろ表面がグレーなので茶色の焦げ付きはどうしても目立ってしまう。
最初は出来るだけキレイな状態で使っていこうと思っていたので、タワシで擦ったり、食器用洗剤でゴシゴシと洗ってみたりと、色々な手で落とそうとしたのだが全く歯が立たず、今では「これも味か」なんて都合よく解釈してそのまま使っている。笑
この記事を書いている途中でお手入れの方法を調べてみたのだが、どうやら油汚れ取り用の洗剤や重曹を使えばある程度落とす事ができるそうなので、キレイな状態で使いたい人はそういった商品も一緒に購入しておくと安心かもしれない。
僕も機会があれば試してみたいと思っているので、またその時はブログでも紹介しようと思う。
半年使った感想
個人的な使用感としては、焼きもの、炒め物、ソース作りなど何でもこいといった印象。
と言うか最近は殆どこのフライパンしか使っていないと言っていい。笑 それくらい万能なのだ。
以前までは1回り大きい鉄フライパンをメインで使っていたのだが、あまり上手にシーズニング出来ていない事もあってか、焦げ付きにくさも、掃除のラクさも断然バッラリーニの方が上。
それなりに重量があるので、炒飯を炒めたりする時などフライパンをよく煽るような時は腕が疲れるが、それを除けば大抵の料理はコレ1つで十分。
それと、個人的に意外と嬉しかったポイントは、重心が比較的後ろにある事。
コンロの上で傾けて置くと、手を離してもそのままキープできるのが地味に便利で、細かく刻んだニンニクや玉ねぎを炒める時によくこの技を使っている。
今まではずっと手で傾けて状態で調理をしていたから、手間が1つ減ったような感覚でラクになった。
僕の場合は、家にある大きめの鉄フライパンと併用しようと思っていたので小ぶりなサイズを選んだが、正直、もう1回り大きい方でも良かったかなと思っていて、炒め物などの具が多い時だと、若干、手狭な感は否めない。
僕と同じで、1つか2つのフライパンで十分と言う方であれば、26cmくらいが使い勝手が良さそう。(僕が使っているのは20cmのもの)
まとめ
今回は、買い替えて本当に満足しているバッラリーニのフライパンをご紹介してきた。
バッラリーニのフライパンは、今回紹介してきた ”トリノ” 以外にも様々な種類やサイズがあるので、用途やそれぞれのライフスタイルに合ったものを見つけやすいのも魅力だ。
機能性は勿論、見た目もスタイリッシュで、今年は引っ越しもあって色々と生活用品を買う事も多かったが、これは間違いなく今年のベストバイの内の1つ。
もしフライパン選びに迷われている方がいれば、バッラリーニも候補の1つとして検討してみては如何だろうか。
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