10年近く愛用しているGANZOのコードバンキーケースをご紹介

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僕が普段身につける物の中で、最も長く愛用しているのが、このGANZOのコードバンキーケース。

大学2年生の頃から使っているので、もう10年近くの付き合いになる。

丁度、大学生の頃あたりから「気に入ったものを、長く大切に使いたい」というメンタリティーに目覚めた僕は、”革を育てる”という言葉に表されるように、革製品の使えば使うほどに味が出てくる経年変化や、5年10年と長く使っていく事ができる耐久性に心を惹かれていた。

必ずしも高価なものが良いものとは限らないけれど、上質な材料を使用したり、手間のかかる工程があったりするものは必然的に価格が高くなるのも事実。

革製品も、製品の種類や使用される素材、工程(職人さんによるハンドメイドなど)によっては、数万〜数十万円する物も多く、はっきりとは覚えていないのだが、このキーケースも当時2万円以上はしたはずだ。

ごく普通の大学生だった僕にとっては簡単に購入に踏み切れるような価格の商品ではなかったけれど、「安くてそこそこ気に入った物」を妥協して使うより、「自分が100%気に入った物、使っていて気分が上がる物」を長く大切に使っていきたいと思って購入したのがこのキーケース。

そんな訳で、「GANZO」という国内でもトップクラスの品質を誇るメーカーによって製造されたこのキーケースが、僕にとっての記念すべき初めての革製品となったのだ。

今回はそんなキーケースについて、10年近く使っている僕が、気に入っている点などを含めて、独断と偏見で紹介していきたい。

できるだけ経年変化の風合いもお伝えできるように写真多めで紹介していくから、このキーケースに限らず、革製品の購入を検討している方に参考になれば幸いだ。

艶やかなコードバン×ソフトなヌメ革が特徴のGANZOの「コードバン」シリーズ

このキーケースはGANZOの製品の中でも「コードバン」シリーズのもの。

その特徴は、表面には馬革からたった一割しか採れないと言われる希少なコードバンを使用し、内側には色も手触りもソフトな牛ヌメ革を使用している事だ。

数ある皮革の中でも最も丈夫な素材とされるコードバンは、毎日のように持ち歩くキーケースを「長く使っていく」にはピッタリの素材。”革のダイヤモンド” なんて言われる事もあるように、その独特なツヤ感がとても上品な印象で大人っぽいのが特徴。

GANZOのコードバンは、世界でも指折りの技術力を持つ日本のタンナーである ”新喜皮革” で製造されるもので、約10ヶ月にも及ぶ製造工程を一切の手間を惜しまずに作り上げられる、まさに世界に誇る最高品質の革。

仕上げの工程は、革の加工・染色を専門に行う ”レーデルオガワ” が担当し、独自の技術を用いた特殊な水染め加工によって、長く使っていく内に革本来の表情が少しずつ出てくるGANZOこだわりのコードバンが完成する。

そんなコードバンとのコントラストが印象的な内側のヌメは、堅牢なコードバンとは対照的にソフトで柔らかい印象。

ヌメ革はコードバンよりも見た目の経年変化が分かりやすく、使い始めの淡いナチュラルな色味から、紫外線や熱などによって、徐々に深いアメ色に変化していくのを楽しめる。

キーケースの内側はどうしても鍵が擦れてしまうのでダメージがいきやすいのだけれど、ヌメ革は他の革と比べて繊維の目が細かく頑丈で、こちらも長く使っていくにはピッタリの素材。

キーケースを開いた時にしか見えない部分ではあるけれど、持ち主の使い方やクセによってコードバンよりも個性のある風合いに変化するのもヌメ革の魅力だ。

表面には上品な艶のあるコードバン、内側にはソフトな手触りのヌメ革、という2種類の異なる革を用いて仕立てられたGANZOの「コードバン」シリーズは、見た目の上品さやコントラストの美しさだけでなく、頑丈で耐久性にも優れる実用的なデザイン。

まさに「良いものを長く大切に使っていく」という僕の哲学にピッタリのキーケースなのだ。

気に入っているポイントは、シンプルなデザインと堅牢性。

このキーケースで僕が気に入っているのは、シンプルなデザインと、10年使っても全くヘタってこない堅牢性

無駄がなく洗練されたデザインだから、長く使っていても飽きることがないし、歳を重ねても年齢や世代にとらわれずにずっと使い続けられるのが魅力のひとつ。

表面のコードバンは、購入した頃と比較して大きな変化はないように見えるが、ふと、光に照らされた所が目に入ったりすると、特有のツヤ感や、何度も開閉している内に、ボタンの形に合わせてクタッと変化した跡などが出てきていて、使ってきた年月が感じられるのが、個人的に凄く気に入っている。

内側のヌメ革は、使い始めは白っぽい、淡いベージュだったのが、今はだんだんと深いアメ色に変化してきていて、ツヤも出てきたと思う。色や艶の変化の仕方は、使う人のクセや使い方によって異なるため、長年使い込んだものは、まさに世界にひとつの自分だけのオリジナルもの。

内側はどうしたって鍵が擦れてしまうので、綺麗なヌメ革が黒くなってしまうのは心が痛むが、今はそれも味の一つとして楽しんでいる。

長く使っていく上で大事な品質と堅牢性。

いくら上質な素材を使用していても、すぐにダメになってしまうのでは長く使い続けることはできない。

その点、このキーケースが凄いと思うのが、10年使っていても金具が壊れたりだとか、縫い目がほつれてきたりした事が一切ない事だ。

確かに、キーケースは財布やカバンなどと比べて、長時間直射日光にさらされたり、何度もポケットから出し入れしたりする頻度は多くない。

だけど、キーケースは少しの外出であっても、家から出る時は必ず持ち歩く物だから、毎日のように使うことになる。そうすると、当然しまっているポケットや鞄の中で擦れて傷ついたり、雨に濡らしてしまったりするリスクも高く、頻繁に出し入れすることがないからと言って、どんなキーケースでも長持ちするというわけでもないだろう。

特別なメンテナンスをしているという訳でもなく、これだけ毎日のように使っていても10年もの間、何ひとつ不具合が無いのは、やはり品質の高さ故ではないだろうか。

まとめ

今回は、僕が使っている物の中で最も長く愛用しているGANZOのキーケースをご紹介してきた。

決して安い買い物ではなかったけれど、僕にとっては、物の値段だけに左右されずに、自分にとって価値のあるものを長く大切に使ってくキッカケのひとつをくれた思い出深いキーケース。使い始めて10年近くになるが、まだまだ愛用していくつもりだ。

僕が気に入っているポイントは、シンプルなデザインで飽きがこないことと、10年使っても不具合ひとつない品質の高さ。僕と同じように、ひとつの気に入った物を長く使っていきたいと思っている方にはすごく良い選択肢になるのではないだろうか。

GANZOの直営店は東京と大阪にしかないみたいだが、百貨店やデパートで取扱いがある事も多いため、実際に目で見る事も難しく無いし、オンラインストアで購入する事も可能。

創業100年の革製品【GANZO】

気になる方は是非一度店舗や公式HPを覗いてみてはいかがだろうか。