UNIQLOの感動パンツが想像以上のコスパだったのでレビュー

6月に入り、徐々に暖かくなってきたので、仕事に着ていけるような夏用のシャツが売っていないかと思い、久しぶりにユニクロに行ってきた。

僕はかなり細身な体型で、既製品のスーツやワイシャツだと丁度良いサイズのものが少ない。だから、普段から仕事用の服は、サイズの選択肢が多いシャツ屋さんやスーツ屋さんで買っている。

それでもまあ、半袖のポロシャツくらいであれば、ざっくりサイズが合ってれば大丈夫だろうと思い、ユニクロへ行った訳だが、そこで思わぬ出会いを果たしてしまった。

それが、 ”感動パンツ”

CMなどで名前を聞いたことはあったのだが、実際に目にしたのは初めて。

「流石にユニクロでスーツはチョット…」と、サイズの事もあって敬遠していた僕が、まさか二週間後にこのパンツをおすすめする記事を書いているとは思わなかった。

お試し程度で買ったつもりが、すっかりお気に入りアイテムとなってしまったので、実際に使用してみて感じた事、お気に入りとなった訳を書いていきたいと思う。

気に入った理由

”サラサラな肌触り” × ”ストレッチ性” で快適な履き心地

僕が思う、このパンツの魅力の1つは ”履き心地” 。

肌触りはサラサラとしていて肌離れが良く、ジメジメとした夏や、汗をかく季節にはもってこいの生地。ポケット裏や腰裏には通気性の良い素材が使われており、汗をかきやすい部分を快適になるよう工夫されているので、履き心地としては想像以上に快適。

一般的なスーツだと、汗で肌にベタッとくっつくような時でも、サラサラを維持してくれるから履いていて不快さが全くない。

また、商品名にもついているように、生地には ”2WAYストレッチ” 素材を使用。

この “2WAY” とは、「縦」「横」 2方向に伸びるという事らしく、調べてみるとスポーツの際のアンダーウェア等によく使われているそう。

果たしてスーツにそれだけのストレッチ性が必要なのかと、正直なところ半信半疑だったのだが、階段の上り下りや、ちょっと屈んだ時など、生地が突っ張ることなく身体の動きに合わせて伸縮してくれるのでとても動きやすい。

スーツを履いているというよりかは、普段家できるようなジャージを履いているような感覚だから、通勤時も、仕事をしている時も、ストレスフリーに履いていられる。

こんな姿勢でも全くキツくないのがスゴい

細身で綺麗なシルエット

良い意味で驚かされたのが、シルエットの綺麗さ。

一般的な既製品のスーツは、ある程度、幅広い体型の方にも合わせられるように、少しゆとりを持たせたシルエットのものが多い。だから、僕みたいに痩せ型の人にとっては、少しダボっとした印象になりがち。

僕はそれが嫌で、体型に合わせたスーツをオーダーで作ったため、「既製品=やや太め」という印象だったのだが、このパンツはその偏見を覆すほど綺麗なシルエット。

実際、僕が持っている「既製品のスーツ」、「感動パンツ」、「オーダーメイドスーツ」を比べてみたが、感動パンツは「既製品」と「オーダーメイド」の中間くらいの細さ。

左:既製品、 真ん中:感動パンツ、 右:オーダーメイド
上:オーダーメイド、 真ん中:感動パンツ、 下:既製品
既製品
感動パンツ
オーダーメイド

履いている時の感じも、既製品のようなダボっとした感じはないし、かといって細過ぎる訳でもないから丁度良い。

丈やウエストもバリエーションが幅広く用意されているので、自分に合ったものを見つけやすく、僕も裾上げなしで、丈もウエストもジャストなサイズを見つける事ができた。

(一応参考までに、僕は 178cm/55kgの超痩せ型ですが、ウエスト:76×レングス:76 がピッタリでした。)

サイズ例(出典:UNQLO HP

また、見た目の質感も、安っぽさはなく一般的なスーツと比べても見劣りしない。

むしろ、ストレッチ素材が使われていることで、シワになりにくく、清潔感があって好印象。

感動パンツの生地には「ウールライク」、「コットンライク」の2種類があるが、どちらかというと、「ウールライク」の方がスーツの質感にはより近い感じ。

「コットンライク」は少しシャカシャカした生地感で、よりカジュアル寄りな感じなので、人によっては好みが分かれる部分かなと感じた。

ウールライク(出典:UNQLO HP
コットンライク(出典:UNIQLO HP

洗濯機で洗えるという手軽さ

お手入れがラクなのも、僕がこのパンツに惹かれた理由の一つ。

一般的なスーツだと、洗濯はクリーニングに出すことが多いと思うが、汗をかくたびにクリーニングに出すのは、時間的にも、金銭的にも負担になる。だから、家の洗濯機で洗うことができるのはかなりありがたい。

特に、仕事で着て行く服だと、そんなに暑い日でなくても、通勤時の電車や、オフィスの空調で汗をかいたりする事もあるから、家で洗濯ができて、常に清潔に着られるのは大きなメリット。

それに、イージーケアになっているから、洗った後もシワになりにくく、アイロンがけをしなくてもハンガーで吊っておけばシワも伸びやすい。アイロンをかけるとしても、軽くサッとかける程度でOK。

センタープレスも落ちにくいのでお手入れはかなり簡単。

その上、速乾性もあり、乾くのが早いから、着回しもしやすく気軽にガシガシ着て行けるのも嬉しい。

気になるところ

ストレッチ素材ゆえの耐久性

唯一気になるのは、耐久性がどれくらいかと言う事。

いくら価格がお手頃でも、すぐダメになってしまっては元も子もない。

僕もまだ購入してから2週間程度しか履いていないので、一般的な事しか分からないが、基本的にストレッチ性のスーツは劣化が早く、3〜5年で劣化してしまうそう。勿論、使用する環境や着用頻度、洗濯の回数などによる所が大きいと思うが、暑い季節で使用する事をメインに考えると、それなりにダメージはある。

価格を考えれば、1〜2シーズン持ってくれれば十分な気もするが、購入した以上は丁寧に使って行きたいと思うので、今後着用して行く中で、何か気になることがあれば追記していく予定。

また、毛玉の出来やすさや、糸のほつれなど、寿命以外の耐久性について気になる方もいると思うので、そういった点についても随時、情報はアップデートしていきたいと思う。

まとめ

個人的にはかなり満足度の高い買い物で、1本お試しで買った1週間後に、追加でもう1本買い足したほど。

そして、何よりこの完成度の高さで、

一本 ”4,000円弱”

というのが驚き。

僕のオーダーメイドスーツは、1セット約10万円ほどだったので、パンツを半分の5万円と考えても10分の1以下のコスト。もちろん、オーダーメイドにはオーダーメイドの良さがあるし、耐久性など、まだまだ未知数な部分もあるので一概に比べることはできないが、それを差し引いてもかなりコスパの良い商品なのは間違い無いと思った。

あまりスーツにお金はかけたくないとという人にはもってこいの商品だと思うし、ある程度スーツにこだわりがある人でも満足できる商品ではないかと思うので、もし気になった方は是非一度試してみて欲しい。