芳香剤の代わりに ”お線香” という選択肢

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皆さんは部屋の香り付けに何か使用しているものはあるだろうか?

僕は最近 ”お線香” を焚いている。

勿論、仏様にお供えする用のものではなく、フレグランス用のもの。

今まではずっと置き型の芳香剤を使っていて、ドラッグストアで買える数百円のものから、専門店の数万円するものまで様々な種類のものを試してきた。

ただ、どれだけ高級な物を使ってみても、1〜2ヶ月で香りが弱くなってしまうのが残念で、何か芳香剤の代わりになる物はないかと探していた所、見つけたのがお線香。

物は試しと思い使ってみたのだが、思いの外使い勝手が良く、最近は芳香剤代わりによくお線香を焚いているので、お線香の良い所などを、実際に使ってみた感想も踏まえてご紹介しようと思う。

気に入った理由

好きなタイミングで香りを楽しめる

お線香を購入する前までは、部屋の香り付けのためなら

「置いておくだけで香りが長続きする芳香剤の方が良いのでは?」

と思っていたのだが、使っていく内に、部屋の空気を好きな時に ”変えられる” と言うのが、お線香の良い所だと気が付いた。

芳香剤は、ある程度長い間良い香りを維持してくれるが、逆に言うと、その期間は良くも悪くもずっと同じ香りが続く。

一方、お線香は火をつけることで香りが広がるものだから、その時の気分次第で部屋を香らせる事が可能。

とは言っても、

「今部屋の香り変えたいな〜」

と思う瞬間が、今までの日常生活の中で全くなかったため、果たしてお線香なんてどのタイミングで使えば良いのかわからなかったのだが、だんだん使っていく内に、自然と ”気分を変えたい時” に使うようになった。

例えば、何か作業の途中でなかなか良いアイデアが思い浮かばない時、ちょっと気分転換にお線香を焚きながら、コーヒーでも飲んでいると、気持ちが切り替わって、違った視点のアイデアが浮かんできたりもする。

気分に合わせて使う香りを変えられる

気分に合わせて色々な種類の香りを楽しむ事ができるのも、お線香の良い所。

先ほどもお伝えしたように、芳香剤は一定期間香りを持続させるのに適しているが、香りの種類を頻繁に変えることは難しい。

その点、お線香であれば、いくつかの種類を用意しておけば、気分に合わせて香りを変えることができる。

僕は現在3種類の香りを持っていて、例えば作業中にちょっと気分を変えたい時は「桜」や「茉莉花」など、しっかりと香りがついているものを選ぶことが多いし、夜寝る前であれば「白檀」など、落ち着いた香りでリラックスする事が多い。

正直、初めてお線香を買った時は、

「香りの使い分けなんてしないだろうし、気に入った香りのものが1つでも見つかればいいや」

くらいに思っていたのだが、使っていく内に、なんとなく自分にとって “集中できる香り” や、”落ち着く香り” が見つかり、いつの間にか気分に応じて香りを使い分けている事に自分でも驚いているから、いくつかの種類を試してみるのは凄くオススメ。

購入前に気になっていたこと

服や家具に匂いがつかないか

僕が購入前に一番気になっていた事は、服や家具に匂い移りがしないかという事。

お線香は煙も出るからなんとなく芳香剤よりは匂い移りしそうだな、という思い込みもあり、出来るだけそれは避けたいと思っていたのだが、今のところ問題は無い。

勿論、使うお香の種類や、使用する頻度にもよるとは思うが、1日に1回使うかどうかくらいの頻度では、服や家具に匂いが染み付くと言った事は今のところ無く、外出先等で他の人に気付かれたことも無い。

ただ、やはり煙の量が多いものや、お香を長時間焚いていると、服や家具だけでなく、家の壁や建具などにも匂い移りすることもあるようなので、使い過ぎには十分注意が必要。

僕も普通の賃貸物件に住んでいるので、あまり1日に何度も使って、部屋に匂いが染み付く事の無いように注意している。

火災報知器が検知してしまわないか

もう1つ気になっていたのが、火災報知器が検知してしまわないかという事。

やはりお線香は煙が出るものなので心配だったのだが、調べてみると火災報知器にも色々な種類があり、どうやら煙を感知するものだけではないという事を今更ながらに知った。

僕の部屋の火災報知器も、調べてみると煙感知式では無かったので心配不要だった。

また、もし仮に煙感知式のものが設置されていたとしても、お線香程度の煙では感知しない物が多いらしく、特にお香を焚く上で、火災報知器が問題になる事は少なそう。

自分の部屋の火災報知器のタイプが分からないという方は、ナカムラ防災さんのページが分かりやすかったので、参考にしてみて欲しい。

火災感知器の種類や見分け方等|ナカムラ防災

勿論、小さな部屋でお線香を焚いたり、煙の量が多いものだと誤検知してしまう事も当然あると思うので、心配な方は煙が少ない少煙タイプのお線香などをチェックしてみるのも良いかもしれない。

また、煙の量はお線香を半分に折って使うなどすることで、ある程度ではあるが調整する事もできるので、そういった方法で調節するのも1つの手だ。

初めてお線香を購入する方へのアドバイス

お香立てがセットになっているものがオススメ

個人的に、最初はお香立てがセットになっている物がオススメ。

なぜかというと、僕は最初からお線香とお香立てを両方同時に購入して失敗したからだ。

僕の部屋は基本的にモノトーンやグレーの家具で統一しているため、その雰囲気を壊さないようなデザインのものを探していたところ、下のようなストーンプレートを見つけ、当初はこの上にお線香を横にして焚こうと考えていた。

ところが、いざ横にしてお線香に火をつけると、途中で火が消えてしまい、最後まで燃焼してくれない事が判明。

なので、仕方なくプレートにある僅かな窪みを見つけ、そこにお線香をねじ込んで無理矢理立たせた状態にして使っていたのだが、やはり安定性に欠けるので、改めてお香立て付きのお線香を再度購入し、現在はストーンプレートの上にお香立てを置いて使用している。

なので、お香立てを持っていない方は最初からセットになっている物を購入するのがオススメ。

勿論、代わりに使えそうな物があればそれでも全く問題ない。

お香立てにも様々なデザインがあり、部屋のインテリアに合わせて選ぶのも楽しみ方の1つだと思うので、まずはお線香の香り気に入るか試してみて、もし気に入った時は、自分の好きなデザインのお香立てを購入するのが良いかなと思う。

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可能であれば何種類か試して欲しい

もう1つ伝えたい事は、可能であれば異なる種類のお線香をいくつか試してみて欲しいという事。

最初から気に入った香りの物に出会えればベストだが、そうでない事も当然ある。

僕も、最初に「白檀」のお線香を焚いた時は、仏壇などに使用する、所謂、”お線香” の香りと想像以上に似ている感じがして、「思っていたのと違うな〜」と感じたのだが、次に試した「桜」は、かなりしっかりと香りが付いていた上に、自分的にはかなり好きな香りだったので、違う香りも試して良かったと思ったからだ。

もし1種類試しただけで終わっていたら、今のお気に入りの香りは見つけられていなかったので、これからお線香を購入される方には、色々な香りがアソートになっている物や、少量のものを何種類か買ってみるというのも選択肢としてオススメしたい。

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まとめ

今回は最近僕がハマっているお線香について、気に入っている理由などを書いてきた。

部屋の香り付けには、お線香以外にも、アロマオイルやルームスプレー、ルームディフューザーなど、様々な方法があるし、お香の中でも、お線香のように火をつけて香りを楽しむものもあれば、香木のように部屋に置いて香りを楽しむものもある。

僕もまだまだ色々なものを試している最中ではあるが、これからお香を炊いてみたいという方や、興味のある方に少しでも参考になれば嬉しい。

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