シェーバーの自動洗浄機を3年使って思った事

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「1回使ってみ、めちゃめちゃ便利やで」

仕事帰りに同期とたわいもない会話をしていた時、ふと、最近買った家電の話になり、その時オススメされたのがシェーバーの自動洗浄機だ。

当時、僕が使っていたシェーバーは家電量販店でセールになっていたよくある3枚刃のもの。

シェーバー用の自動洗浄機なんて話を聞くまで知らなかったので、髭剃りをする度にシェーバーを軽く手洗いをするようにしていたのだが、毎回の掃除が面倒だなと感じることも確かによくあった。

その時は、

「へー、そんな便利なもんあるんや」

くらいにしか聞いていなかったのだが、後日、のんびりと過ごしていた休みの日に、「そう言えば自動洗浄機が便利とか言ってたな」と思い出し、興味本位で調べる事にした。

いざ調べ始めると、自動洗浄機はもちろん、世の中には自分が思っていた以上に色々な種類の電動シェーバーがあって意外と面白い。

そうやって調べている内に、いつの間にか僕のリサーチ欲にスイッチが入ってしまったみたいだ。僕は一度興味を持った物に対しては、どうも自分が満足するまで徹底的に調べないと気が済まないらしい。

それからは、様々なメーカーの製品を調べ、まとめサイトを読み漁り、各機種のメリットやデメリット、スペック、価格などを調べて比較する作業の始まり。

そこまでは、まぁ良い。

問題は、夢中になってリサーチをしている内に、目的がいつの間にか「シェーバーの洗浄機は本当に便利なのか」を調べる事から、「自分だったらどの機種が一番良いか」と言う、まるで購入する事が前提のような状態に、知らず知らずの内になってしまっている事だ。

そして、満足するまで調べきり、自分の中で一番気に入った商品はコレだと言うものを見つけると、次の瞬間には、「うわ、どうしよ、これ買ってみようかな。。」と言う気持ちになっていると言う訳だ。

一度こうなってしまうと自分をコントロールするのは非常に難しい。

「まぁ、数年使ってきたし、バッテリーも弱ってきてるし、、」と、特に不満の感じていなかったはずのシェーバーの欠点を無理やり見つけ出し、「長く使えるなら少々高くても良いか」と、お高めな値段にも目を瞑り、「今使っているヤツはバッテリーが弱っているから仕方がない・・・・・」と言う、言いがかりに近い大義名分で自分を納得させ、自動洗浄機付きの電動シェーバーへの買い換えを決意したのが、今から約3年前の話。

そして、現在に至るまで日々愛用しているのが、Panasonicの上位モデルである ”ラムダッシュ” だ。

今思えば、勢いだけで買い替えてしまったようなものだが、結果としては、日々のひと手間を解消してくれる便利なアイテムとして僕の毎朝のルーティンに欠かせないものになっていて、シェーバーも自動洗浄機も「あの時購入して良かった」と思っている。

買い替え時はシェーバー本体と自動洗浄機を合せて購入したのだが、今回は特に “自動洗浄機” の方に焦点を当ててレビューをしていきたい。

購入して良かったと思っている反面、3年使ってきたからこそ気になる部分もいくつかあり、少なくとも自分が感じた点は余す事なく書き出したつもりだ。

参考になるかどうかは分からないが、この記事に自動洗浄機の購入を迷っている方にとって、役立つ情報が一つでもあれば嬉しく思う。

僕が思う自動洗浄機の良いところ

やっぱり1番の魅力は毎日の掃除の手間が省ける事

僕が思う自動洗浄機の1番の魅力、それはやはり、毎回の掃除の手間が省ける事だ。

人によって髭剃りの頻度やシェーバーの掃除をする頻度は異なると思うが、僕は仕事が休みの日でも、微妙に伸びてきた髭が気になるので文字通り “毎日” 剃る派。

冒頭でも少し触れたが、僕は自動洗浄機を購入する前までは使い終わったら毎回手洗いをしていて、これが結構面倒なのだ。

ヘッド部を取り外して、ヘッドの表面と内刃を水で洗い流し、再度ヘッドを取り付けてから専用の洗剤なりハンドソープなりを表面に塗布する。その状態で20~30秒ほどシェーバーを起動して洗剤を泡立てた後、洗剤を洗い流してから再度ヘッドを取り外して内刃の方も水で洗い流す。洗浄が終われば適当な場所を探して自然乾燥。

ここまでが手洗いをしていた頃の一連の流れ。

時間にすれば数分とかからない作業だが、やはり毎日 “やらなければいけない” 事だと思うと、少しの手間でも面倒に感じる。そんな億劫になりがちな作業を、自動洗浄機はボタン1つで全てやってくれると言う訳だ。

シェーバーを使い終わったら洗浄機に置き、ボタンをポチッと押すだけで、洗浄から乾燥、充電までやってくれる。

僕自身も実際に洗浄機を使う前までは、「面倒とは言え数分の手間が減るだけだし、もしかしたら値段の割にそこまで便利じゃないのでは?」と半信半疑な部分もあったのだが、使い始めた今となってはもう元の手洗いに戻る事はできない。

ヘッドを脱着したり、洗剤を塗り広げる手間もなく、シェーバーの振動で細かい泡や水が飛び散ることもなければ、真冬のキンキンに冷えた水の中で、冷たさを我慢しながら水に触る必要もないのだ。

もし今使っている洗浄機が壊れたりしてしまっても、きっと新しく洗浄機を買い換えるだろうし、それくらい僕の暮らしの中にはフィットするものなのだと思う。

毎日清潔に使用できる

もう一つの良いところは、「毎日清潔に使用できる」と言う点。

シェーバーを使い終わって洗浄機に置いたらすぐに洗浄が可能なので、”使い終わったらボタンを押す” までが一連の流れになって洗い忘れもしなくなった。ボタンを押すだけだから僕のような面倒くさがりでも掃除を疎かにする事がないし、掃除するのを面倒に感じる要素がないことで、毎日清潔な状態をキープできるのだ。

また、自動洗浄機用の洗剤には除菌剤が配合されているため、洗う度、しっかり除菌洗浄された状態で使用できるのも清潔に使えているポイントのひとつ。

勿論、手洗いでも洗剤やハンドソープを使えば十分清潔に洗えるのだが、分解したり、洗剤を塗り広げるのが面倒で、ついパパッと髭クズを落とすだけになったり、水でサッと流して終わりにしてしまう事も多々あったから、手間要らずで毎日清潔に使用できるのはやはりメリットだろう。

自動洗浄機なら、万一朝にボタンを押し忘れても、夜に洗浄しておけば翌日の朝までにはしっかりと乾燥してくれるから、3年使っていても、中途半端に濡れた状態で使った事はほとんど無いと言っていいレベル。

それに、シェーバーの汚れをしっかり落とさないまま髭剃りをしていると、思わぬ肌のトラブルなんかにも繋がりかねず、三十路を目前に控えた今でもニキビが出来やすい僕は、極力清潔な状態でシェーバーを使いたい。

そういった意味でも、毎日清潔に使えるというメリットは小さくないのではないかと思うのだ。

人によっては気になる所

洗浄時の音が大きい

ここからは、人によって気になる方もいるだろうなと、僕が感じた部分を紹介していく。

1つ目は洗浄時の音が大きいことだ。

単に洗浄している時はすごく静かなのだが、洗浄時に定期的に発生する振動音が結構大きく感じる。

こればかりは文章では中々伝える事が難しいが、例えばよくある「1K1人暮らし」の間取りを想像してみてほしい。

自動洗浄機を洗面所の棚に置き、洗面所のドアと、廊下を少し歩いた先にあるリビングのドアを完全に閉めきった状態で洗浄する。

すると、通常の洗浄音はリビングでは聞こえないが、振動が加わるタイミングで定期的に「ヴィーン」という、スマホのバイブレーションを大きくしたような音がリビングでもしっかりと聞こえるのだ。

洗浄時間としては大体10分くらいで、その間ずっと振動している訳ではなく、定期的に振動が発生する。決して長時間音が発生する訳ではないのだけれど、3年使っている僕でも、作業に集中したい時なんかは「もうちょっと静かにならないかな…」と今でも思う事があるくらいだ。

洗浄機の下にタオルを敷いたりしてどうにか音が小さくならないかと僕も試してはみたのだが、ちょっとタオルを敷いたくらいでは音の大きさは変わらなかったため、例えば、小さなお子さんがいて大きな音には気を遣う、と言う方や、賃貸物件に住んでいて、時間帯によっては大きな音はチョット…という方は、気を使う場面があるかもしれない。

ランニングコストがかかってしまう

2つ目は、ランニングコストがかかることだ。

この洗浄機の場合、付属のカップに専用の洗剤と水を入れ、それを洗浄機にセットして使用するのだが、洗浄回数に目安があり、例えば僕のように毎日髭を剃る方だと、大体1ヶ月に1度、洗浄液を交換する必要がある。

そのため、定期的にこの洗剤を購入するコストがかかってしまうのだ。

こういう使用期間の目安みたいなものって、個人的には「まぁ、、少々大丈夫っしょ!」とルーズになりがちなのだが、この洗浄液に関してはキッチリ目安を守って交換している。

というのも、いつもはシェーバーを使っていると、洗浄剤の柑橘系の爽やかな香りがするのだが、目安の期限を超えて使っていると、「あれ、本当にちゃんと洗えてる?」と感じる匂いに変わり始めるからだ。

毎日使っていれば簡単に分かるくらい匂いが変わり、無視してそのまま使い続けると徐々にイヤな匂いに変わってしまうから、できるだけ目安の期間で交換する事をオススメする。

洗浄機用の洗剤は3回分が1セットになって売られていて、今だと1箱1,000円前後だから1ヶ月に換算すると大体300円前後くらい。

シェーバーを手洗いして、洗剤にはハンドソープを代用すればもっと安く済むだろうから、やはり割高なのは確かだろう。

僕は300円で掃除の手間が減るのなら喜んで払うのだが、一方で、勿体無いと思われる方も当然いると思うので、極力お金はかけたくないと言う方は購入前に注意が必要だ。

全く掃除が必要ないわけではない

3つ目は、メンテナンスが全く不要という訳では無いと言う事。

先ほど述べたように、月に1度洗浄剤を交換する必要があり、そのタイミングで洗浄液用のカップも一緒に掃除をする必要がある。

掃除といっても、カップに溜まった古い洗浄液を洗い流すくらいで、汚れがこびり付く事も無く、ちょっと勢いのある水で洗い流すだけで十分キレイになるが、自動洗浄機と言う名前だからと言って、全く掃除の必要がない訳ではないので注意してほしい。

また、シェーバー本体についても、内刃の付け根部分や首振り部のホコリなど、どうしても自動洗浄機だけでは落とす事ができない汚れもあるため、定期的に掃除をするのがオススメ。

「自動洗浄機を1度購入してしまえば、その先全く掃除は必要ない」と言う事ではないので、その点は注意して欲しい。

まとめ

今回はシェーバーの自動洗浄域を3年使ってきた僕が、実際に使っていて感じた良い所と気になる所をまとめてみた。

改めて書き出してみると気になる所の方が多いのだが、それでも僕が洗浄機を使い続けているのは、「毎日の手間を省ける」と言うメリットが気になる部分以上に大きいと感じるから。

僕と違って、毎日の掃除がそれほど苦ではなかったり、極力コストをかけたくないなど、人によって当然重視する部分も異なると思うので、全員にオススメすると言う訳ではないけれど、少なくとも、僕と同じで「少しでも毎日の手間を減らしたい」と考えている方にとっては、良い買い物になるのではないだろうか。

【Panasonic】 ラムダッシュ 洗浄機付き 5枚刃 ES-NLV98-K