最近、我が家に新しく「コウモリラン」という植物を迎えた。
自然界では、樹木や岩に付着して成長する植物で、これは「板付」という方法で板に着生させたもの。
壁などに飾って育てる事ができるため、インテリアとしても人気の植物。
今回はこの「コウモリラン」を壁に掛けるために、「壁美人」という商品を使ってフックを取り付けたので、その方法をご紹介しようと思う。
壁への傷は最小限に抑えながらも、しっかりと壁に物を固定できるため、賃貸物件にお住まいの方や、壁に傷をつけたくない方にオススメの方法。
今回はそのメリットや、実際に壁にフックを取り付ける工程をご紹介していく。
Contents
「壁美人」とは?
「壁美人」というのは、一言で説明すると「ホッチキスだけで壁掛けができる」商品。
一般的に壁にフックを取り付ける方法としては、「ネジ留め」や「両面テープ留め」がパッと思い浮かぶが、
ネジを使うと、壁に大きな穴が空いてしまうし、かといって、両面テープだと強度面で不安。
その点、「壁美人」であれば、ネジ留めのように大きな穴が空かないため、壁への傷を最小限に抑える事ができる上に、強度は両面テープよりも高い。
特殊な工具も不要だから、DIY初心者でも簡単に設置可能。
取り付け金具も、耐荷重や用途に応じて様々なものが用意されており、壁掛けしたい物に合わせて選ぶ事ができるのも魅力の商品だ。
壁美人を選んだ理由
僕が今回フックを取り付けるのに、「壁美人」を選んだ理由は2つ。
1. 跡が残りにくい
1つ目は、「撤去した時の跡が残りにくい」から。
施工時に傷が残るかどうかは、僕が最も気になった部分。
壁美人.net さんの比較画像が分かりやすかったので参照させてもらったが、下の画像を見て分かる通り、ホッチキスは虫ピンやネジと比べて、跡が殆ど目立たない。
どうしても跡が気になる場合でも、この程度の穴であれば、市販の穴埋め剤や修正テープなどで簡単に隠す事ができるそうなので、賃貸物件でも安心して施工する事ができるという訳だ。
2. しっかり固定できる
そしてもう一つの理由は、しっかりと物を固定できる「強度」があるから。
やはり壁掛けにする時に怖いのは、掛けた物が落下してしまう事。
だから、ネジなどの強度の大きい物が安心だが、跡が残るという点で賃貸DIYには不向き。
かといって両面テープだと、穴は空かないが強度面で不安が残るし、接着面が壁に残ってしまうと剥がすのが厄介。
そういう意味で、「壁美人」は両者のデメリットをカバーしたバランスの良い商品だ。
イメージとしてはこんな感じ。
強度はネジ止めには劣るが、両面テープより強く、且つ、壁への傷は最小限に留める事ができる。
我が家では、テレビの壁掛けにも同じ「壁美人」シリーズを使用している。
金具の種類は異なるが、テレビほどの重量の物でも、ホッチキスだけでしっかりと固定する事が可能。
耐震試験も実施済みの商品で、実際、テレビを壁掛けにしてから何度か地震もあり、中には震度5弱ほどの大きな地震もあったのだけれど、部分的に壊れたりすることもなくしっかりと固定できている。
「強度」という点において個人的に信頼しているのも、今回「壁美人」を選んだ理由の1つだ。
取付けまでの流れ
では、ここからは実際にフックを取り付けるまでの工程。
1. (最重要)まずは家の壁を確認
「壁美人」を購入する前に、まず初めに必ず確認しなければいけないのが、「壁の種類」。
「壁美人」は石膏ボード専用の金具なので、木やコンクリートの壁には施工できないからだ。
とはいえ、家の壁が石膏ボードなのか分からない、という方も多いと思うので、その場合は、壁美人.net の「設置方法」のページが参考になる。
画像付きで分かりやすく、僕もこのページを見ながら確認をした。
いくつか確認できる方法があり、家の壁が石膏ボードである事が確認できたら取付け可能だ。
2. 必要な道具はホッチキスだけ
用意するものは
の3つのみ。
今回購入したフックには、ホッチキスの針も付属していた為、実際に自分で用意したのはホッチキスのみだ。
ただし、ホッチキスについては注意点が1つある。
それは、取り付け作業ではホッチキスを開いた状態で使用するため、180° 開くものを準備する必要があるという事。
推奨ホッチキスというものもあるが、180° 開くタイプであれば他の物でも代替可能だ。
僕はホッチキスを持っていなかったため、こちらの推奨ホッチキスを購入した。
また、ホッチキスの針も市販されている物を使用可能。
ただし、一般的に売られている金属の針はスチール製。
スチールだと錆びて強度が劣化したり、錆の汚れが壁に付着してしまったりする可能性もあるため、錆びにくいステンレス製の専用針を使うとより安心だ。
今回は専用の針が付属していたため、それを使用したが、付属していない場合は針のみを購入することも可能。
3. 10分もかからず取付け完了
取付け作業自体はかなり簡単。
取り付けたい場所にフックをセットし、上からホッチキスで留めるだけ。
今回は8本の針を打つだけだったので作業は10分もかからなかった。
ただ、この作業で難しいのは、ホッチキスを 30° ほど傾けて使用する事。
理由は壁に対して角度をつけることで、針を抜けにくくするため。
言葉で説明するのは簡単なのだが、実際にやってみると、これが意外と難しい。
ホッチキスを斜めにして力を入れなければならないので、しっかりとホッチキスを固定していないと、針を打つ時に滑ってしまうし、斜めにすることに集中していると、うまく力が入らず、針が完全に刺さり切らない事がある。
実際、僕もかなり失敗して、結局8本の針を打ち込むのに、倍の16本の針を使った。
付属の針はかなり多めに用意されていたため、足らなくなる事はなかったし、針さえあれば打ち直すこともできる。
慣れてしまえばそんなに難しい訳ではないが、下のようなガイドも公式に用意されていて、これを使えばホッチキスの角度を心配する事なく針が打てる。
失敗して壁に余計な穴を空けたくないという方は、こちらを使用するのも1つの手だ。
まとめ
今回はホッチキスで壁掛けができる「壁美人」を紹介した。
特徴は、
注意点は、
という事。
特に賃貸物件では、「DIYをしたくても傷が怖くて中々手が出せない」という方も多いと思うので、そんな方にはかなりオススメできる商品。
今回は観葉植物の壁掛け用にフックを取り付けたが、金具には他にも様々なタイプがあり、棚や姿見、ロードバイクなど色々なものを簡単に壁掛けにする事ができる。
地面に物を置かず、壁掛けにすることで、部屋の雰囲気をスッキリとした印象にする事ができるだけでなく、限られたスペースを有効に使う事ができるため、見た目的にも機能的にもオススメのDIYだ。
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